ずいぶん暖かいですね。
うっかりショールを忘れてきてしまったので、良かったです。
そういえば、ショールの語源は、ペルシャ語なんですね。
「ショール(shawl,語源はペルシア語のشال, Shāl)」と、書いてありました。
今日の発見です。
唐突ですが、今日は、ナマクダンです。
なぜなのか朝から頭の中で
「ナマクダンナマクダンナマクダン・・・・・」
と、ぐるぐるとこの言葉が回っていまして。
さっき、何気なくキリムの本を読んでいたら、
出てきました、ナマクダン。
ナマクダンは塩袋のことです。
あーそうだったそうだったと、スッキリ。
塩袋は、遊牧民が塩やナッツを入れて運ぶ袋のことで、
口の部分が狭くなっている、独特の形をしています。
お店には、いくつかの塩袋がありますが、中でも、私のお気に入りをご紹介します。
房がふさふさで、絨毯織りの表がふわふわ。
なぜこんなにたくさんついているんでしょうか。かわいいです。
このふわふわがたまりません。
裏はシンプルなものが多いです。色あわせが面白いです。
途中で、絨毯織り(パイル織り)から、キリム織り(平織り)に切り替わっています。
2枚を合わせるのではなく、裏表を続けて織りあげます。
わかりづらいですが、底の部分は平織りよりも丈夫な織り方をしていて、
魔除けでしょうか、チェーンのような模様が入っています。
綴じ目はざっくり。塩といっても、岩塩なので、こぼれることはありません。
いつも感心させられるのは、
日常の道具である袋に、これだけの美しい仕事をするということです。
この塩袋を作った女性は、どんな想いでいたのでしょうね。