なぜキリム?なぜ絨毯?

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    表参道駅から、お店まで歩いていると、

    お花屋さんで、お正月飾りを売っていたり、門松の準備が始まっていたりと、

    新しい年への準備が、着々と進んでいました。

    空気は段々と、冷たさを増していますが、

    新しい始まりの兆しに、ロウソクに火が灯ったような暖かさを感じました。



    私がキリムや絨毯に関わるようになって、1年になりますが、

    よく訊かれるのは、

    「なぜ、キリムなの?」

    ということです。

    元々、日本の手仕事に興味があって、勉強会に参加したりしていたのですが、

    友人に、キリムというものがあると教えてもらって間もなく、

    気づいたらここにいました。

    ご縁とタイミングとしか言いようがありませんね。

    なぜでしょうか??正直なところ、はっきりとしたことはわかりません・・


    でも、毎日、キリム、絨毯に触れ、段々と解ってきたことは、

    人の手で作られたものが好きなんだ、ということでしょうか。


    人の手で作られたものには、人の想いがあります。

    キリムや絨毯は、女性が、家族や自分の願いを込めて織り上げます。

    嬉しい日も、悲しい日も、悔しい日も、なんでもない日も。

    ゆがみや、ちょっとした色の変化、模様の違いから垣間見える日々の想いに、とても惹かれます。

    写真家の友人の、インドで働く人を撮った写真展で、

    「働くこと=生きること」

    という言葉を聞きましたが、そういうことに惹かれるのかもしれません。



    すっかり、私の話ばかりになってしまいましたが・・。

    キリムや絨毯に惹かれる、多くの方々は、

    なぜキリム?なぜ絨毯?なのでしょうか。

    聞いてみたいなぁ。





    触ってみて分かったのですが、ところどころにビーズが織り込んであります。


    やっぱり、ラクダを見ていたら、織り込みたくなりますよね。





    懐かしい香り

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      ここ数日、寒い日が続きましたね。

      今日は、お店のある青山ショッピングセンターは、クリスマス飾りの撤去作業。

      街の景色も、いよいよ暮れの準備です。



      少し前になりますが、22日は冬至でしたね。

      冬至といえば柚子湯。

      今年は、お手軽に柚子湯が楽しめるアイテムを買ってみました。

      実家では、庭で柚子がたくさん採れるので、

      冬には毎日、お風呂にぷかぷか浮かべて入れたのですが。

      そして、少し前に送ってくれた、母お手製の、柚子ジャムを食べました。

      果実も皮もたっぷりで、ほろ苦くて。

      2瓶あったのに・・・もう、残りわずか。

      柚子の香りは、故郷の香りです。


      故郷の香り・・・で思い出したのは、イランのバラの花。

      見せてもらった写真には、わさわさと、ワイルドに咲くバラがよく、写っていました。

      イランといえば、バラ水が有名ですから、きっと、いろんなところで、見られるんでしょうね。

      オーナーの故郷の香りは、バラの香り?

      イランの土地の香り・・・どんな香りなんでしょうか。



      そういえば、バラ水も、もう、残りわずか。






       


      ロットナンバーは、もちろんペルシャ数字。







      気が付けば、あと一ヶ月。

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        ようやく、この時期らしい気温になってきましたね。
        友達のお店で買った、手編みのアームウォーマーが活躍する季節が来ました。
        手編み・・・それだけで、暖かさが増すような気がします。


        さて、なかなか寒くならないなぁ・・・と思っていたら、
        なんと、クリスマスが、あと一ヶ月後に迫っていました。
        お店のあるショッピングセンター入り口も、クリスマス仕様に。

        道を挟んで反対側のavex本社には、
        大きな大きなツリーや、窓全てに施された光のオーナメントが華やかです。
        (見とれてしまって、写真を撮り忘れてしまいました・・・)
        そして、年末に向けて、当店も所属する青山3丁目商店会では、
        「2011ありがとうプレゼント」が開催されます!
        詳しくはこちらをご覧ください。
        http://www.aoyama-shop-town.com/index.html


        当店はというと・・・

        ミニギャッベの色あいがクリスマスっぽい・・・ですか?
        クリスマスといえば、プレゼント!ですね。
        ミニギャッベやクッションカバーは、プレゼントに、とても喜ばれています。
        毛織物の暖かさは、じんわりと優しい暖かさで、心をほっと和ませてくれるからでしょうか。
        優しい暖かさのお話は、また、別の機会に(^^)





        珍しいお客さん。

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          時が過ぎるのは、なんて早いのでしょうか!
          前回の投稿から、20日も経ってしまいました。
          書きたいことはたくさんあるのですが!
          がんばります・・・。


          今日は、珍しいお客さんのお話です。
          おととい、ちくちくと針仕事をしていると、
          小学生の男の子が、ひょいっとお店に入ってきました。
          私はてっきり、オーナーの知り合いの子かと思い、針仕事を続けていたのですが、
          オーナーも驚いた様子で、どうやら知らない様子。
          「あら!お客さんだ!」
          慌てて道具を置いて立ち上がると、
          「これは、どこの国のものですか?」と、男の子。
          「イランとか、トルコのものですよ」と、私。
          「ふーむ・・・」という、ちょっと神妙な表情をして、店内を見回す男の子。
          アクセサリーを並べてあるテーブルを見つけて、

          「トルコ石はありますか?」と。

          小学生の男の子の口から「トルコ石」という言葉が出てきたことに、
          ちょっと驚いていると、(私の先入観ですが)
          オーナーが引き出しをササッ開けてくれました。
          またしても「ふーむ・・・」という表情で眺める男の子。
          「トルコ石を探しているんですか?」と、聞くと、
          「お母さんが好きなんです。。。。大丈夫です。」と、言って、
          風のように去っていってしまいました。
          時間にしてどれくらいだったか、なんだか狐につままれたようで。


          もうちょっと、お話したかったな。
          あまり話しかけると、ビックリしてしまうかなぁと遠慮してしまいました。
          どういう風にお母さんと、トルコ石の話をしたんでしょうか?
          聞きたかったな。


          子供の瞳は、真っ直ぐで、澄んでいて、
          その奥に、「きらり」と光るものを持っていることを、
          思い出させてくれる、出来事でもありました。





          赤い色

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            久しぶりのブログとなってしまいました。。。

            先週今週と、お休みをいただき、故郷大分県に帰省していました。
            帰ると必ず連れて行ってもらう、福岡県うきは近辺は、フルーツの産地。
            山々の雄大な風景と、おいしい柿や無花果を堪能して、心もお腹も満足な九州滞在でした。
            こちらのカフェ(夢語寄家(むごよか))でいただく、無花果のタルトは香りが良くて絶品です♪
            http://www.yamandon.com/top.html
            (「むごよか」筑後の方言で「とってもいい」という意味です。むごよかー。)


            すっかり思い出に浸ってしまいました。
            さて、今日は、キリムや絨毯によく見られる、赤い色のお話です。
            キリムや絨毯には、赤い色のものが多くあります。
            今、店内を見回しても・・・多いです。
            遊牧民にとって赤は、成功、幸福、情熱など、様々な意味があると聞きました。
            魔除けの意味もあるそうです。
            確かに、真っ赤に燃え上がる炎で、悪いものから守ってくれそうですね。
            そんな思いが込められた、キリムや絨毯が詰め込まれたお店は、
            もしかしたら、ものすごいパワースポットなのかもしれません!
            また、店内を見回して・・・そんな気がしてきました。
            ホームページの‘メディア’のページで、お店の様子をご覧いただけます。

            文様にも、魔除けの意味があります。

            赤には、暖かな優しさも感じます。





            楽しいキリム

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              東京は、雨が降り始めました。

              だんだんと、寒くなってきましたね。
              今日は、そんな寒い日でも、ほっこり楽しくなるようなキリムをご紹介します。
              全体は、

              クローズアップすると、

              こちらは、スマックと言われる、織りながら糸を足して模様を出す、キリムの織り方と、
              毛足のある絨毯の織り方を、ミックスした一枚です。
              毛足のある部分は盛り上がっていて、ふかふか気持ちよく、面白い手触りになっています。
              織り込まれたモチーフは、
              ラクダ、ヤギ、お花。まではわかるのですが、
              なにやら、いろんなものを背中に背負った動物は?何でしょうか?
              クジャクのようにも見えますし、ゴージャスな尻尾のシカのようにも見えます。
              不思議な動物園のようですね。
              見た目も手触りも、楽しめるキリムです♪





              秋色のキリム

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                私が帰る時分、南東の空に、明るく光る星が見えます。
                なんという星だろう。と、調べてみると、どうやら、木星のようです。
                星があまり見えない東京の空でも、とてもよく見えます。
                木星は、幸運の星とか、成長と拡大を促す星と言われるそうですよ。

                今日は、お店のディスプレイ用のキリムを、秋仕様に掛け換えました。
                夏には、白や青を基調としたものでしたが、今回は、

                こんな感じで。
                落ち着いた色味にしました。
                上はトルコのキリムです。
                全体的に落ち着いた色味の青や緑やカーキ色に、
                赤が良いバランスでアクセントになっています。
                下は、イランのキリムです。
                生命の木を中心に、花やヤギの模様が織り込まれたものです。
                色味は落ち着いていますが、
                たくさんの色やモチーフが入った面白さもありますね。

                この他にも、掛けたいキリムがたくさんありますが、
                残念ながら2枚分しかスペースがないので、
                毎回、頭を悩ませています。





                箱の中身は。

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                  東京はこのところ、日中、暑い日が続いていますが、
                  やはり、秋ですね。夜になると、ぐっと冷えてきます。

                  今日は、嬉しいことがありました!
                  4年ほど前に、当店でキリムを買ってくださった方が、
                  ホームページを見つけて、再び来店してくださいました。
                  苦手なパソコン作業で、なかなか完成に至っていませんが、
                  こうして見ていただき、また、再び来店してくださる方がいらっしゃるなんて。
                  嬉しくて仕方がありません。
                  早く、完成させなければ!

                  さて、張り切って、今日のお話。
                  今日は、箱の中身のお話です。
                  お店に、大きい箱と、小さい箱がありました。
                  気になっていたものの、なんとなく、開けずにいたのですが、
                  今日は、その周辺の掃除をしている時に、ちょうどオーナーがいたので、
                  「これを、開けてみたいんですけど・・・」
                  と言うと、「いいよー」と、いうことで、大きい箱を開けてみると。
                  こんなものが。

                  !豹です!しかも、なんと、絨毯です!
                  私が子供だったら、泣いてしまうかもしれないくらいのリアルさです。
                  続いて、小さい箱を開けてみると、

                  !白馬です!こちらも、絨毯です!
                  浮き出た血管や、ふさふさとした尾、草の一本一本まで精密。

                  近くで見ると、さらにその精密さがわかります。
                  これを、一目一目結んで描いていくとは・・・。
                  信じられない技です。
                  手触りも、きめ細かく、溜め息が出る程でした。
                  是非、ご覧いただきたい、逸品です。





                  故郷の景色 イランと日本

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                    今日の東京は、曇り。
                    肌寒くなるかと思いきや
                    空気はなんだかムシムシしていて、
                    「今日は暑いね〜」が、今日の挨拶ワードランキング、トップでした。

                    さて、今日は、故郷の景色のお話です。
                    こちらの2枚の写真


                    上は、オーナーの故郷、イランはアゼルバイジャン地方の山
                    下は、私の故郷、日本は九州大分県の山
                    似ていませんか?
                    オーナーが撮って帰る写真を見ると、とても懐かしい気持ちになります。
                    こうして、この2枚の写真を見てみると、そう思うのも納得!です。

                    山。といえば、多くの日本人は、富士山に対して特別な想いがあると思います。
                    私もそのひとりで、東京に来て、近所の公園から富士山が見えて、
                    驚き、感動したのを覚えています。
                    それと同じように、イラン人にとって、アララト山には、特別な想いがあるそうです。
                    イラン、トルコ、アルメニア国境にまたがるアララト山。
                    「旧約聖書」にでてくるノアの箱舟が、大洪水の後、流れ着いたとされる山と言われています。

                    故郷の自然、故郷の山は、いつまでも変わらず、そこにあって欲しいと願います。





                    願いを込めたキリムの文様

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                      JUGEMテーマ:キリム
                      今日の東京は曇り空。
                      早朝、外に出ると、ひんやりとした空気に包まれました。
                      秋冬好きとしては、嬉しい兆しです。


                      さて、今日は、キリムの文様のお話です。
                      キリムや絨毯には、様々な文様が織り込まれたり、刺繍されたりしています。
                      そこには、織り手である女性の、祈りや、願い、心のことが表れていると言われます。

                      こちらは、アゼルバイジャンのキリムによく見られる文様のひとつ、

                      サソリや狼の口を表します。
                      猛毒を持つサソリや、家畜を襲う狼は、遊牧民にとって、とても恐ろしい存在。
                      そのようなものから、身を守って欲しいという願いが込められているのでしょう。

                      こちらは、バルーチ族のキリムによく使われる文様、

                      星を表します。
                      星は、幸せや豊かな実りの象徴と言われます。
                      6つの輝きを持つ星が基本のようですが、
                      こちらのような、たくさんの輝きをもつ星もあるのですね。
                      ちなみに、我が家のバルーチ族のキリムの星は、8つの輝きを持っています。

                      こちらも、私の好きな文様のひとつ、

                      鳥の文様です。
                      鳥はたくさんの意味を表すそうですが、
                      この文様は、楽しさとか、明日への希望とか、そのような印象を受けます。

                      キリムの文様については、研究がされていて、
                      「この文様は、このような意味であろう」
                      という情報は、得ることができますが、
                      本当に本当のところは、織っている女性にしかわからないのかもしれません。
                      秘密の暗号・・・もあったりするかもしれませんね。






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                      東京青山「ペルシャキリム」
                      (有)ピィーエイアール
                      〒107-0061
                      東京都港区北青山3-3-7
                      第一青山ビル1F
                      電話&FAX:03-3478-8414
                      メール:
                      persiakilim@kilims.jp
                      営業時間:12:00〜19:00
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